【隼トン】家の傾き、気が付いてますか?
2025-05-20
注目チェック
床の傾き、気が付いていますか?

みなさん、こんにちは♪
辻工務店の辻隼人です~
今日は床の傾きのお話です。
当社はNPO法人日本ホームインスペクター協会(JSHI)認定会員として、月に数件
住宅診断のご依頼をいただいております。
お客様のお家や、売却予定の戸建物件にお伺いして、様々な項目のチェックをします。
住宅診断士(ホームインスペクター)とは

ホームインスペクターは「かかりつけの住宅のお医者さん」です。
特定非営利活動法人日本ホームインスペクターズ協会(JSHI)
公認ホームインスペクター
(住宅診断士)とは、
住宅全体の劣化状況や欠陥の有無を目視でチェックし、メンテナンスすべき箇所やその時期、
おおよその費用などを「中立な立場」でアドバイスする専門家です。
ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、
第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見極め、アドバイスを行なう専門業務を指します。
住宅の購入前や、ご自宅の売り出し前にホームインスペクションを行なうことで、建物のコンディションを把握し、
安心して取引を行うことができます。
米国では、州によって異なりますが、
取引全体の70~90%の割合でホームインスペクションが行われ、すでに常識となっています。
日本でも近年、急速に普及しはじめています。
レーザーレベルは小さくてもすごいやつ

さて今日床傾斜のお話で欠かすことのできない相棒、こちらのレーザーレベルくん。
レーザーレベルは、赤外線レーザーを利用した測量器です。
建築現場では主に墨出しに使われることが多いですね。
住宅診断では、水平基準面を照射させて、床傾斜を測っていきます!

みなさんも、家の床なんて平らなもの、
と漠然と思っていらっしゃった頃もあったのではないでしょうか?
ところが、例のコンクリート造のマンションが、
杭工事の欠陥のために傾いていた事件を聞いて、新築のマンションでさえ傾くことがあるのかと驚かれたことでしょう。
また、欠陥住宅糾弾のTV番組で、床に置かれたビー玉が転がるのを見た方は、
家の床は必ずしも平らとは限らないのかと、次第に認識を改められたことでしょう・・・
家の傾き・・・とは?
家の傾き
床の傾斜は3m以上離れた2点で測ります。
3m(3,000ミリ)で18ミリの高低差があると6/1,000の勾配です
いきなりですが、床の傾きは、3メートル以上離れた2点で測定します。
そして、新築で3/1,000以内、中古で6/1,000以内・・・
これが許せる目安(許容範囲)です。
家の傾きは、まずはこれだけ。
ちなみに、傾いた家で長期間生活すると、
平衡感覚が乱れて頭痛やめまい、
吐き気、肩こり、腰痛、睡眠障害などの体調不良を引き起こす可能性があります。
もちろん個人差はありますが、傾きが大きい場合、より深刻な健康被害が出る可能性があります。
10年ほど前、私も実際に
ビー玉が転がる家を見た事があります。
幸い、築10年未満のお家だったので瑕疵保険適用となり、無事に手直し工事は完了したのですが、
築浅のお家でもこういった事象が起こりえます。
新築から10年間、
瑕疵保険が適用の間に、床傾斜をチェックするのは大切なことです。
住宅診断は、リーズナブルな簡易診断プラン(税抜3万円~)もございますので
お気軽に辻工務店までご相談くださいね♪
それでは今日はこの辺で~

